プロパンガスファンヒーターのガス代はいくら?灯油ヒーターと比較

「プロパンガスのファンヒーターを使ってるけどけっこうお金かかるなぁ」「灯油ヒーターと比べてどっちがお得なんだろう」と悩んでいる方も多いと思います。

そこでプロパンガスのファンヒーターの料金相場や、灯油ヒーターと比べて節約に向いているのはどっちかについてご紹介します。

ひょっとしたら知らないだけで、周囲の人たちよりも高い料金を支払っているかもしれません。

この記事を通して、少しでも読者さんの節約に貢献出来たら幸いです。

 

プロパンガスファンヒーターのガス代について

まずはプロパンガスのファンヒーターについてお話します。

プロパンガスファンヒーターのガス代の確認方法

寒い冬、すぐにお部屋をあたたかくしてくれるのがプロパンガスのファンヒーターです。

名前の通り、プロパンガスをエネルギー源として温めてくれる装置になります。

プロパンガスの別名として、LPガスという言葉もよく聞くことがありますが、LPガスは、Liquefied Petroleum Gasという言葉を略したものです。

「液化された石油ガス」という意味合いです。

まずプロパンガスのファンヒーターで、1ヶ月どの程度料金がかかっているかチェックしてみましょう。

単に、プロパンガスファンヒーターと言っても20号(小型)、35号(中型)、50号(大型)のサイズの違いがあります。

それぞれのサイズは統一された規格となっているため、メーカーが違ってもガス消費量が変わってしまうことはありません。

20号(小型)の目安
集合住宅(コンクリート) 9畳(15.0m2)まで、また木造住宅の7畳(11.5m2)まで。
35号(中型)の目安
集合住宅(コンクリート) 15畳(25.0m2)まで、木造住宅 11畳(18.0m2)まで。
50号(大型)の目安
集合住宅(コンクリート) 21畳(34.5m2)まで、木造住宅15畳(25.0m2)まで。

それではガス給湯器の有名メーカーである、リンナイとノーリツのデータを使って、消費量と消費電力を比べていきたいと思います。

規格 木造建て コンクリ造 ガス消費量 消費電力
①リンナイ
②ノーリツ
20号(小型) 6~7畳 9畳 2.44kW/h
(2,100kcal/h)
①31w
②13w
35号(中型) 11畳 15畳 4.07kW/h
(3,500kcal/h)
①26w
②17w
50号(大型) 15畳 21畳 5.81kW/h
(5,000kcal/h)
①29w
②20w

あなた

プロパンガスは都市ガスよりも高いし、田舎に多いイメージなんですが、実際どうなんでしょう…?

筆者

ではファンヒーターを使用する際の1カ月あたりのプロパンガスの消費量を見てみましょう!

10畳程度の居間を想定して、中型の35号のガスファンヒーターで計算してみます。

>>m3、立米数などガスの基本用語はコチラの記事をご覧ください

中型の35号の1時間当たりのガス消費量が4.07kW/h(3,500kcal/h)ということなので、1m3当たりの熱量(24,000kcal)で割ってみましょう。

すると「0.146m3」という数字が出てきます。

1時間あたりのガス使用量は0.146m3ということになります。

つまり…

1日6時間使用した場合:0.876m3
1日12時間使用した場合:1.75m3
平日6時間と週末12時間使用した場合(1週間):7.88m3
平日6時間と週末12時間使用した場合(1ヶ月間):33~35m3

となります。

あなた

m3(立米数)だけだと、あんまりイメージが出来ないです…。
実際いくらかかってるのかを知りたい~!

プロパンガスファンヒーターの平均ガス代を調査

実はさっき計算したプロパンガスの消費量に、LPガス(プロパンガス)の単価をかけることで、一か月あたりどれくらいファンヒーターにガス代をかけているのかを知ることが出来ます。

ここで問題なのは、プロパンガスは水道料金や以前の電気代・都市ガス代のような「規制料金」というものはなく、「自由料金」を採用しているので、それぞれの人たちが契約をしているプロパンガス販売会社の単価によって違いが出てくることです。

会社によっても地域によってもガス料金はバラバラなので、ここでは石油情報センターが隔月で集計している、地域ごとのLPガスの平均料金を活用したいと思います。

>>石油情報センターについてはコチラの記事をご参照ください

今回は代表して東京のデータで計算します。

石油情報センターによると、東京都の2019年6月の1m3あたりの従量単価は【527円】となっています。
※計算方法:10m3使用時のガス料金が6,972円。そこから基本料金の1,701円を差し引いて5,271円。更に10で割って単価が527.1円となります。

1m3あたりの金額が527円なので、先程の消費量で計算してみたいと思います。

1日6時間使用した場合:0.876m3=461.6円
1日12時間使用した場合:1.75m3=922.3円
平日6時間と週末12時間使用した場合(1週間):7.88m3=4152.6円
平日6時間と週末12時間使用した場合(1ヶ月間):33~35m3=17,391~18,445円

となります。

あくまで東京の平均値で計算していますので、もっと安い会社もありますし、逆にもっと高くなる可能性もあります。

ご自宅でいくらかかっているのかを知りたい場合は、毎月届く【ガスの検針票(請求書)】に記載されている、従量単価をご確認ください。

ガス代検針請求書

更にプロパンガスのヒーターは、ほんのわずかな量ですが電力も使用しています。

冬場は電気代が一年で一番高いシーズンなので、出来るだけ料金を安くしたいという方々は電気料金を安くする方法についても学ぶといいでしょう。

大手電力会社では、基本料金が必ずかかってしまうことになりますが、そのようなものをゼロ円に出来る方法もあります。

都道府県別のプロパンガスの平均額の違い

それぞれ都道府県によって、プロパンガスファンヒーターの平均料金にも違いがあります。

関東地方に対して言えば、ほとんどどの県でも料金は同じ程度ですが、交通の便が発達しているという条件のもとガス料金が安め設定になることがあります。

もしあなたの料金がそうでないのなら、ガス会社の見直しも検討する必要があるかもしれません。

輸送費という観点で言うと、北海道や東北地方、山陰地方は料金が高め設定な会社が多いです。

ただし、そのケースも仕方ないとあきらめるのではなく、比較することで安い会社を見つけることが出来るかもしれません。

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一軒家のプロパンガスファンヒーター平均ガス代

おおかた3~4人暮らしの一般家庭の一軒家の場合、プロパンガスの平均的消費量は、50m3あたりです。全国の平均値314.24円/m3を使用すれば、料金は15,712円です。

個人差もかなりありますが、冬のシーズンでは使用量はこれ以上になることもあります。あくまでも平均値ですが、極端に多くなってしまったという時には使いすぎの問題も心配しなければならないでしょう。アパート・マンションのプロパンガスファンヒーター平均ガス代

こちらは家族ということではなく、一人暮らし、または二人暮らしでアパート・マンションにお住まいの方々の場合です。

1人暮らしの場合、プロパンガスファンヒーター平均消費量は、20m3程度です。

2人暮らしの場合は、中型の35号のガスファンヒーター 10畳の居間と同程度の33~35m3です。

 

プロパンガスファンヒーターと灯油ヒーターの灯油代比較

実際に、灯油ファンヒーターはどの程度費用がかかってしまうものでしょうか。

実態をプロパンガスファンヒーターと比較してみましょう。

都道府県別のガス代比較情報

都道府県 灯油料金 プロパンガス
基本料金
5m3 10m3 20m3
北海道 4108.8円 2101円 6070円 9861円 16901円
富山県 4401.6円 2013円 5354円 8527円 14465円
東京都 4999.2円 1702円 4327円 6942円 12061円
神奈川県 4519.2円 1758円 4359円 6995円 12153円
大阪府 4248円 1747円 4438円 7153円 12371円
福岡県 4318円 1947円 4991円 7851円 12963円
沖縄県 4636.8円 1711円 4917円 8049円 13947円

都道府県別で石油ファンヒーターの料金とプロパンガスファンヒーターがどの程度違うのか表にしてみました。

実際にそれぞれのエリアで、灯油料金の方が断然割安なのがわかります。

石油ファンヒーターは、1日8時間使用したとすると、1日の灯油消費量は1.44L前後。1ヶ月に換算すると使用料は、約43.2L程度です。

石油ファンヒーターと、プロパンガスを同程度のものと考えていた人たちはちょっと反省が必要かもしれないですよね。

ただし、プロパンガスの選択肢でも、しっかりリサーチすることでもっと料金の安い方法を見つけることが出来ます。

要は、それぞれのエリアにお住まいの方々にとって大事なのは、料金を疑う追求心です。

一軒家のガス代比較情報

使用時間 灯油消費量 灯油料金 ガス使用量 ガス料金
1ヶ月間 0.413リットル/h(強燃焼時)
0.099リットル/h(弱燃焼時)
8208円 50m3 15712円

プロパンガス料金は、全国の平均値である314.24円/m3を使用しています。

現在の灯油価格は、2018年6月の経済産業省のデータから、1リットル当たり約93円で計算しました。

石油ファンヒーターでの1時間当たりの料金は強燃焼で38円程度です。

6時間使用したら228円、12時間暖房したとすると456円。1カ月では約8208円となります。

ここでもやはり、石油ファンヒーターの方が安いという結論になりました。

しかし、この数字だけでは見えて来ない部分もあります。実際に、灯油の価格は、海外市場の影響をモロに受けやすくて料金の変動が激しい煩わしさがあります。 1リットル当たり130円という事態に遭遇してしまうこともあるでしょう。

そのような意味では、プロパンガスファンヒーターの場合、灯油ほどは海外市場の影響は受けないと考えていいでしょう。

プロパンガスファンヒーターの選択肢の場合、突然価格が急上昇してしまってどうしよう……という事態はなかなか考えがたく、そのような意味でも安心して使用することが出来ます。

更にプロパンガスファンヒーターの場合、契約する会社によって単価が違うから、リサーチすればより料金を安くすることが出来るでしょう。

アパート・マンションのガス代比較情報

アパートマンションで比較しても、石油ファンヒーターとプロパンガスの比較はほぼ同じ結果が出てくるでしょう。

ただし、プロパンガスの料金に関して言えば、一戸建ての料金よりも安いというデータ結果があります。

一軒家とアパートマンションの集合住宅で料金の差がある事自体不思議と思う人たちもいるかもしれませんが、一軒家の場合、大半のケースが持家です。一度一軒家に住んだら、そこに長く住み続ける人たちが多いでしょう。

空家の期間も少なくガス会社としてはずっと契約を維持できる優良なお客様ということになります。ですから、一軒家の方が、安い料金で提供される可能性が高いのです。

マンションなどでは、入退去の入れ替わりが多いことも想定する必要があり、空室の時メンテのことも考える必要があり、そのようなことを想定すればどうしても料金は高め設定です。

更に、マンションなど住んでいる方々は、大家やオーナーが、ガス会社からガスの配管、給湯器等のガス器具の設備投資を受けている実態も見えて来ます。

ですから、そのような料金がマンションの費用に上乗せという事態も起きているようです。

一軒家に住んでいる方々は、安い料金の会社を決める自由性もあると言っていいでしょう。それは、やはりプロパンガスが、水道料金等公共料金とは違うタイプのものであり、自由に価格を決める事ができる「自由価格」の商品であるからです。

 

プロパンガスファンヒーターのガス代節約術

いろいろなプロパンガスの節約のテクニックなども一緒に学ぶといいでしょう。

兎に角、あなたの使いすぎのポイントを知り、改善することによってより お得な体験をすることが出来ます。

家庭で一番プロパンガスを使用する場所は給湯です。つまりお風呂という場所では、おおかた全使用量の75%を使ってしまうことになります。ですから、どう節約しようとする意識を持っていても、お風呂の入り方に問題があれば使用量は極端に増加してしまうことでしょう。

プロパンガスファンヒーターに対して言えば、ガスファンヒーターには、ほとんどの機種では設定温度を自動で変更することが出来るエコ機能が搭載されています。このような方法をしっかり活用すれば、20%弱程度節約も実現することが出来ます。

またタイマー機能を有効的に使用、家を出る30分前には電源を切るなどの対策によって、ガス代を大きく節約することが出来ます。

更に窓の部分は、ガラス一枚なので外の冷気を取り込みやすい環境にあります。断熱シートなどを貼るなどの工夫で、無駄なガス代を充分節約することが出来ます。

プロパンガス会社の変更で大幅に節約可能

更に、ガス料金はプロパンガス会社を替えることで安く節約することが出来ます。

面倒くさいと思っているかもしれませんが、結構簡単に変更も可能です。

そんなあなたに以下のようなサイトがおすすめです。

その他の今すぐ実践できる節約術

その他にもいろいろ節約することが出来る方法を見つけることが出来ます。今すぐに出来ることからはじめてみましょう。

人がいない部屋のファンヒーターを消す

ついつい誰もいないのにファンヒーターがいつまでも稼働してしまっていることはないでしょうか。どんなに安い料金設定の会社を選択しても、それでは念願の節約は実現出来ないかもしれないですよね。

大事なことは、極々当たり前のことを日々行うことではないでしょうか。

日常生活とは、細々としたことの積み重なりに過ぎないのです。そのところを忘れないで、節約モードに入ってください。

温かくなったら温度を下げる

面倒くさいからファンヒーターの温度をそのままということもあるでしょう。そのようなモチベーションも非常に不経済です。

あなたがしなければならないのは、温かくなったら温度を下げるというアクションです。

昼間はカーテンを開ける

更に、寒い日は、カーテンを閉めた方が節電になるのかなと考えてしまっている人もいるのかもしれませんが。
しかし、日中は窓からの日光をしっかり採り入れて部屋を暖めるという方法があなたが今すぐ実行しなければならない節電対策です。

日が落ちる前にカーテンを閉めて日中暖めた部屋の空気を出来だけ逃がさないようにしましょう。

 

まとめ

コストから見れば灯油ファンヒーターがおすすめということもあるかもしれません。

しかし数字だけでは見えて来ない部分もあります。

実際に、灯油の価格は社会状勢の影響を受けて戸惑うこともあるかもしれません。

ファンヒーターはいつも使い続けるものです。微妙な違いも大きな違いになるのでしっかり見極めることが必要です。